Project

ThermoTumbler

口腔内外への温度提示による食感・味覚の認知変化に関する研究

マルチセンサリー味覚デバイス

既存のクロスモーダル食体験研究の多くは視覚・聴覚刺激に集中しており、口周辺の温度制御と食品温度の個別操作が味覚・食体験に与える影響は十分に検討されてきませんでした。本研究では、温度制御可能な食器型デバイスを開発し、動的な温度変化を通じて味覚の向上や新しい食体験の創出を目指しています。

手法

3温度状態(加温・冷却・常温)の食品摂取時に、食品温度と異なる温度のスプーンを使用する実験を実施。スプーン底部と食品で別々の温度を提示する二層構造により、温度差が食体験に及ぼす影響を評価しました。

ThermoTumblerでは、飲料摂取時にペルチェ素子とヒートパイプで飲み口温度(0〜65℃)を制御し、下唇周辺への温度提示により、飲料自体を変化させずに食体験へ影響を与えます。

主な知見

「のど越し」「おいしさ」「心地よさ」の評価が温度条件によって変化すること、下唇への温度刺激で「甘味」など基本味覚の知覚が変調されることを確認しました。CHI ‘24をはじめ、国内外の査読付き会議・学会誌で計6件の関連論文を発表しています。

業績

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